6月6日(金)、平成20年度第1回講習会として滋賀県近江八幡市の視察見学会を開催。
近江八幡市は滋賀県中央部の平野に位置し、まちが発展した理由はいくつかあるが、八幡堀の役割は欠かすことはできず、古くから琵琶湖の東西交通を支えた拠点の一つとして栄え、楽市楽座などの自由な商工業政策も行われ、商人の町として大いに活気を呈した。
しかし高度経済成長期に入り、陸上輸送の発展の影で運河としての役割を終え、八幡堀はドブ川のようになり埋め立てられようとなった。
そのような中で、市民が中心となって大規模な清掃活動のに取り組んだ結果、かつての姿を取り戻した。又、県の重要伝統的建造物群保存地区に選定された新町通り、永原町通りや琵琶湖の原風景ともいえる西の湖水郷の保全から生まれた水郷めぐりは、現在も多くの観光客で賑わっている。
当日は、岸脇会長はじめ23名の会員が参加し、町並みの視察見学ではボランティアガイドの説明に近江八幡の歴史が非常によく理解でき、積極的に質問をされていた。又、和船遊覧による水郷めぐりでは、日頃の喧騒を忘れてのんびりとしたひとときを過ごすこができ、充実した見学会であった。